外来化学療法室
外来化学療法室とは
入院せずに自宅での生活や仕事をしながら、外来通院で抗がん薬治療を受けることができる部署です。三沢市内および周辺地域をはじめ、県内、遠方の患者さんにも対応しています。
当院では2003年4月から外来化学療法室を開設しました。
外来化学療法を支えるチーム
当院には日本臨床腫瘍学会認定指導医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、がん化学療法看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、および専任の薬剤師や看護師などがいます。
患者さんの治療方針の検討や情報共有を行うため、診療科の垣根を越えて多職種が集まり定期的にカンファレンスを開催しています。チーム全体で知識と技術を患者さんに提供し、県内でのがん治療に貢献しています。
外来化学療法室の様子
ベッド3床、リクライニングチェア10台があり、年間約1800件の治療を行っています。
治療にかかる時間や患者さんの状態に応じて、ベッドとリクライニングチェアを使用します
テレビを見たり、お食事をしたりリラックスしながら、治療を受けることができます
外来化学療法を受ける患者さんへのサポート
外来化学療法室では、治療に伴う様々な症状に対してのセルフケアや外観の変化に対して患者さんが自分らしく生活できるようなアピアランスケアの相談にも対応しています。患者さんが安全に安心して治療が受けられるように心がけています。
外来化学療法の流れ
抗がん薬治療は予約制で行い、治療当日に主治医が診察し、体調や採血結果などから治療できるか判断します。治療が可能なら薬剤師が抗がん薬を調剤し、医師や看護師が点滴を実施します。入院から外来まで継続して主治医制をとり、外来化学療法室では専任の看護師4名が診察介助から治療、電話相談まで一貫した関わりをもつ体制をとっています。
外来化学療法室から患者さん・ご家族の方へ
外来化学療法室では、患者さんの治療と生活の両立を目指しています。患者さんが働くことや学校に通うこと、大切な家族やパートナーと過ごす時間をあきらめることなく、治療を受けられるように支援をしています。ご不安なこと、心配なことがあれば、スタッフにお声がけください。